迷子の瑠璃ウサギ

・◆・◇・ 人生に 迷い迷って幾星霜 ・◇・◆・

#歴史

東寺の謎

東寺や空海にまつわる歴史が語られており、 謎解き本という形式ではない。 千手観音の復元修理の話が大変興味深かった。 終章で突然文体が変わり、筆者の歩いてきた人生が語られる。 これが一等面白い。 荒れた高校を再建したり、幼稚園をつくったりもなさっ…

とうきょうてんと

東京遷都ではなく東京奠都。 京都を都として残しておいて、新たに東京を都とした。 以来、遷都の詔は出ないまま。 今上天皇の即位の礼が東京で行われた時は、 ちょっと残念だったな。 京都に有る高御座をわざわざ皇居へ運ぶんだもの。

思い出の省線電車

競馬は戦前・戦中、国策に適うとして奨励されていた。 昭和15年、通学区間2km以内の定期券は不売となり、 電車通学をしたいため故意に住所を移す学生も。 昭和22年7月~23年3月は、GHQ命令でフィルム生産禁止。 首都圏中心の話ではあるが、 著者…

金箔瓦

秀吉の金ピカ好きは有名ですが(写真は大阪城の金箔瓦)、 ルイス・フロイスによると、安土城の最上階も金色だったとか。 瓦に注目してみたところ、 信長と秀吉では金箔の貼り方が違うことを知りました。 信長型=凹面に貼られている 秀吉型=凸面に貼られて…

大阪城は灰燼に帰した

鳥羽伏見の敗北、慶喜の大阪城脱出の帰結として、 旧幕府軍は城を開け渡すことになったんやけど、 燃えてもたんですよ。 一部の幕臣が火を放って自害。 「千兵が最後の一兵になろうとも決して退いてはならぬ」 という命が下ってましたもんね。 大阪城公園の…

アマテラスの誕生

日本土着の四世紀以前からの文化を伝えるのは、イザナキ・イザナミ系神話。 五世紀に北方系の外来文化が入ってくると、ムスヒ系との二元状態に。 律令国家形成の過程で、時の為政者である天武天皇が選択したのは、 イザナキ・イザナミ系神話のアマテラスだっ…

T・E・ロレンス

昔『アラビアのロレンス』のビデオを見た時、 よく理解できずにモヤモヤしていた。 漫画だとややこしい歴史背景にも多少とっつきやすいが、 重いテーマであることに変わりはない。 苦悩するロレンスが魅力的であった。

いつ行くか?今でしょ!

今月10日に閉館する、なにわの海の時空館。 一度も行ったことのない皆さん、今しかありませんっ! 但し、車で行くのは注意した方が良いかも。 駐車場で待たされる可能性があります。 璃兎が行った時は、 こんな大勢の人が来るなんて・・・! と驚愕するほ…

日本という国

義務教育という制度が確立するまでの話が特に興味深かった。 中学生でも読めるように書かれてはいるが、 この本だけでは自虐史観を植えつけられそうな気がする。

万里の長城

中国四大石窟 ・大同の雲崗石窟 ・洛陽の龍門石窟 ・天水の麦積山石窟 ・敦煌の莫高窟 孫文が提唱した三民主義 ・民族の独立 ・民主制 ・社会的平等をもとめる理論 これは、大人も勉強できる絵本である。

大阪のお地蔵さん

地蔵盆の夜、踊る以外に仮装行列やシバオケなるものをやっていたとは 知らなかった。 『曾根崎心中』に『観音廻り』の段があるが、 大坂には観音三十三ヶ所の他にも弘法大師二十一ヶ所や地蔵四十八ヶ所 などの巡拝習俗があった。 府下各町内の路傍に、従来地…

政商の誕生~もうひとつの明治維新~

財閥創設者11人と官僚2人を取り上げている。 全部読みたかったのだが、 特に興味のあった岩崎弥太郎に関して以外は、 長すぎてほとんど読めず。 大倉喜八郎の項では、 大倉土木のことがあまり書かれていなかったので、 非常に残念だった。

モダン道頓堀探検 ~大正、昭和初期の大大阪を歩く

大正時代の道頓堀界隈の様子をレポートしたもの。 古き良き時代の街並みのイラスト付きである。 やはり、道頓堀五座が全てなくなってしまったのは悲しい。 丸万の魚すきを食べてみたい。

歴史の散歩道 大坂/西区八百八橋コース

▷靭<うつぼ>・・・靭本町2丁目 塩干魚や海産物が全国より集められ、それらの専門市場として大繁栄した。 戦後数年間は米軍小型機の飛行場となっていたが、返還後、公園として整地された。 ▷雑喉場<ざこば>・・・京町堀3丁目 全国より生魚が集められた…

明治の大阪

○情報発信としての絵はがき・・・橋爪紳也氏 1)美人絵はがき 透かし入りという凝ったものまで作っていたとは素晴らしい。 2)観光絵はがき 私の大好きな、通天閣とルナパークに関する記述有り。 3)出来事を扱った絵はがき 大火事、洪水等の災害や大事件…

はだしのゲン<ほるぷ版>(1)

1巻には、広島に原爆が投下されるところまでが収録されている。 これから先が大変なんだよな。 目をそらさず、最後まで読むことができるだろうか。

神と仏

仏像っていうけど、神像ってのはあまり聞かない。 本地垂迹と関係があるかもしれん。 イザナギ・イザナミとかの絵は、たまに見るけどなぁ。