迷子の瑠璃ウサギ

・◆・◇・ 人生に 迷い迷って幾星霜 ・◇・◆・

明治の大阪

○情報発信としての絵はがき・・・橋爪紳也
1)美人絵はがき
透かし入りという凝ったものまで作っていたとは素晴らしい。
2)観光絵はがき
私の大好きな、通天閣とルナパークに関する記述有り。
3)出来事を扱った絵はがき
大火事、洪水等の災害や大事件があるたび発行された。

近代文学にみる大阪・・・吉田永宏氏
1)岩野泡鳴『ぼんち』
2)上司小剣『鱧の皮』
3)水上瀧太郎『大阪』『大阪の宿』
4)宇野浩二『十軒路地』

○ホテルの登場・洋風化のはじまり・・・堀田暁生氏
1)大阪で最初のホテル『自由亭』
旧川口居留地梅本町に建設⇒中之島に移転⇒『大阪ホテル』と改称⇒大阪倶楽部に売却
2)洋風化の窓口
西の外国人居留地を中心とする地域と、東の大阪城を中心とする地域。

○ニューメディアとしての新聞・・・津金澤聡廣氏
1)大新聞<おおしんぶん>
政治言論紙のようなもので、主に士族層や政治活動者が読んだ。
大阪日報(旧日本立憲政党新聞)、大阪毎日新聞など。
2)小新聞<こしんぶん>
記事の書き方を平易にしてルビを使用。娯楽雑報紙と言われた。
朝日新聞、大阪新聞、大坂でっち新聞など。

○落語の中の明治、生活、文化・・・桂歌之助
落語の中に、なぜ明治がよく出てくるか。