迷子の瑠璃ウサギ

・◆・◇・ 人生に 迷い迷って幾星霜 ・◇・◆・

#その他人文科学

神道とは何か

廃仏毀釈を主導したのは、排仏思想を担っていた平田派及び津和野派の国学者・神職、 水戸学の同調者、そしてこれらの影響を受けた新政府が派遣した行政担当者たちだった。 神社信仰とは本来、氏族あるいは地域単位において、 恒例化した祭礼の反復によって実…

美しく生きる言葉

美しくなりたい― ということは、自分の心のためにこそあるものです。 「美しさ」に自信がなくても、相手にさわやかな印象を与えることは 誰にでも出来るのだと自信を持ちましょう。 身だしなみの本当の意味は、他の人があなたを見るときに、 明るくなごやか…

私とは何か―「個人」から「分人」へ

むかし私が読んだ平野啓一郎氏の小説は、 2つともあまり面白くなかった。 だが、この本は良かった。 自分のことを少しは好きになれるかもしれない。

パンプキン!-模擬原爆の夏-

これは児童書だが、 パンプキン爆弾というものを知らなかった私には、勉強になった。 アメリカは、長崎へ原爆を落とした後にも愛知へパンプキンを落としている。 それにはもはや、実験の意味合いはなかろう。

飛田百番 遊廓の残照

西成に、すごい建物が残っている! 今は料理屋になっているらしいが、 ぜひともじっくり見学させていただきたいものだ。

植物になって人間をながめてみると

面白い見地から語られている。 ただ、少々長すぎて、 危うく途中で挫折しそうになった。

タイムスリップ明治維新

あとがき対談で田村ゆかりが出てきたので何故だろうと思ったら、 この作品はラジオドラマ化されているらしい。 前作『タイムスリップ森鴎外』を読んでいれば、 もっと楽しめたのだろうか・・・。

精神科医ユウの女王日記

息抜きできた。 やはり、私にはこの人のギャグが合うのか・・・?

やりたいことがないヤツは社会起業家になれ

著者は非常に行動力のある人だ。 羨ましい。 自分もこんなふうに生きられたらなぁ…と思う。

天才バカボン幸福論。夜のつぎは朝なのだ。

冷め切った私の心には、あまり響かなかった。 巻末に「パパの人生相談コーナー」有り。

会社というおかしな場所で生きる術

弁護士、医師、税理士、教師など、 生涯剥奪されない資格を持った人たちは、 思考がよどみやすく、既得権を守りに入る傾向がある。 普段何気なく使っている言葉を考え直したり、 文章の構造を整えることで頭の中が整理され、鍛えられる。

この世は二人組ではできあがらない

ひとりの愛より、 みんなの小さな好意をかき集めて、 生きていきたい。

女の好きな10の言葉

世の夫たちにとって結婚は一つの義務、あるいは制度上のゲームであって、 その他にいくらでも生きがいを求めることは出来る。 だから、良い妻にめぐり合うに越したことはないが、自分を支えてくれさえすれば、 そして一緒にいて特に不快でなければ、もしかし…

日本語の小骨

語彙力や表現力の問題だけでなく、現在単語自体も減少している。 市町村合併により、古来の地名もその多くが失われた。 言葉は変化するものである、ということを実感。

さよなら、スナフキン

途中から読むのが辛くなった。 著者もうつ病であることを知り、なるほど…!と納得。

娘に語る お父さんの戦記

「小さな天国」 それは、水木氏が現地除隊を申し出た地。 人類は妙な方向に進歩(狂歩)してしまったのかもしれない、 私もそう思う。

カレージョ!!

1.枯れた暮らしから脱出する 2.女らしさをおこたらない 3.異性関係をあきらめない 4.食生活をきちんとする 47項目の中で私が役に立ったと思うのは、 1の「足指をまわす」「ブラッシングする」と 4の「貝を日常的に食べる」「乾物は女性の見方」…

あなたの幸せはどうでもいい

書名に惹かれて読んでみたところ、 スチュワーデスが書いた、単なるエッセイだった。 妙な比喩が多用された文章には途中で飽きたが、 内容は面白かった。

知識ゼロからの日清日露戦争入門

簡潔にまとめられているので、 明治維新から日露戦争までの流れを知るには良いが、 江川達也の描く絵は頂けない。

おひとりさまのイエローページ

やはり一番重要なのは、収入の確保。 キャリアアップ・・・・・・かぁ。。。(=_=) 今は自分のことだけで手一杯だが、そろそろ 親の介護のことについても考えてゆかねばならない。

女湯のできごと

背中の流し合いをするおばちゃんたち。 夏になると洗面器で息継ぎの練習をする子供。 洗い終えた赤ちゃんをお母さんから受け取り、面倒を見る風呂屋のおばちゃん。 家にお風呂がないからこそ、見える世界もある。 大阪弁の会話がまたいい。(作者は大阪生ま…

青春と変態

会田誠氏に興味を持って読んでみた。 ヤバイのは前半だけだったので、ホッとした。 だが、ちょっと人に勧めることはできない小説である。

龍馬と弥太郎

私の中の弥太郎像は、未だ定まらず。 「龍馬の遺志を継いで」という解釈が、どうもしっくりこない。 童門先生にしては、少しばかり文章が雑なように感じた。

八甲田山死の彷徨

『孤高の人』は長すぎてなかなか手に取れないでいるのだが、 こちらは一気に読めた。 指揮系統が乱れると大変なことになる、という分かりやすい例。 この事件が教訓として後の組織に生かされたかというと、 大変残念ながらそうは思えないのであった。

神去なあなあ日常

三浦しをん氏は、何故林業を舞台にした小説を書こうと思ったのだろう。 なかなか面白いではないか。

ここ―食卓から始まる生教育

食べることをどうでもいいと思っている子供は、 生きることもどうでもいいと思っている。 大事なときに自己判断がきちんとできるのは、 「生まれてきてよかった」と思える子供たち。 子供が一人で生きていくことができるように育てなければならない。 人間が…

離婚の偏差値

男性用に『妻に捨てられる度チェック』と『妻を捨てる度チェック』が、 女性用に『夫に捨てられる度チェック』と『夫を捨てる度チェック』が載っている。 一人身の自分には関係ないことながら、 勉強になった気がする。

佐久間象山

自分に相当な自信を持った人。 世渡りが下手な人。 朝廷も幕府もないがしろにせず、 開国の方針を推し進めようと尽力した人。

None But Air

「人間が生きていくこと自体が汚れている」 そう、どんどん汚れてゆくのが嫌なのだ。 大人になど、なりたくない。

プリンセス・トヨトミ

知ってる地名や辰野金吾さんの名前が出てきたのは嬉しかったが、 途中から「早く終わらないかな・・・」と思いながら読んでいた。 『鹿男あをによし』の方が断然面白かったな。 (『鴨川ホルモー』は未読)