迷子の瑠璃ウサギ

・◆・◇・ 人生に 迷い迷って幾星霜 ・◇・◆・

欧米人の見た開国期日本

江戸時代の日本女性は、結婚すると眉を剃り落とし歯を黒く染めたが、
それは正妻だけの習俗であった。

日本女性の地位を低からしめている責めは仏教自体が負わねばならぬ。
仏教徒の教義、寺院の戒律、修道僧の禁欲主義の目には、
女性は誘惑、罠、不浄なもの、平和と神聖の邪魔者にすぎないからである。(グリフィス)

一昔前までは歳暮や年始の挨拶に、
花を一杯につけた盆栽の梅を贈ることがあった。

日本では僧侶が尊敬されないばかりか軽蔑されている、
という欧米人の報告がけっこう多い。
日本人の大多数にとって、自社詣では宗教心からというよりも行楽なのである。