迷子の瑠璃ウサギ

・◆・◇・ 人生に 迷い迷って幾星霜 ・◇・◆・

#漫画、コミック

方舟

以前読んだ、しりあがり寿氏の本は、この上なく下品だったが、 この漫画は全く違う。 絶望を描いているが、読後感は悪くなかった。 あとがきで止めを刺された。 <「滅び」は未来を思い描くことのできぬ者の上にやってくる。>

俺のうつ嫁が、めんどかわいい。

比較的早い段階で精神科で診て貰い、 理解のある旦那さんがいる。 口げんかの類は無し。 へーーー。 なんと恵まれた人なんだ・・・! ゆうきゆう氏監修だが、ギャグ漫画ではない。 かといって、読み物としての面白さもない。 うつ病の方にはお勧めしない。

どぶがわ

すごい題名だが、内容は至って穏やか。 絵で見せるのではなく、 言葉で説明するのでもない。 こんなふうに旅立つことが出来れば、 一人きりで貧しくても、 きっと幸せに違いない。 「あなたがいなくても生きていける。でも、わたしたちは確かに繋がっていた…

エプロンおばさん(1)

アニメ『サザエさん』のような、まったりした漫画だろうと思っていたら、 たまに時事ねたが入っていて驚いた。 それでいて、さらっと読めるのが良い。

バナナブレッドのプディング

主人公が精神的に危ういこと、 所どころ哲学っぽいこと等など、 面白みの有る要素を内在している。 にもかかわらず、 今ひとつ作品に入り込めなかったのは、 読む時期が遅すぎたからか、 己の精神状態が悪かったからか・・・?

聖☆おにいさん(1)

『ブッダとイエスが立川のアパートでルームシェア』 という発想は、非常に面白いと思う。 ブッダの死因が食あたりだったとは知らなかったので、 一つ勉強になった。 しかし、爆笑するほどのギャグはなかったな。

瞳子

吉野朔実の『恋愛的瞬間』を読んで、少し惜しいなと感じ、 次に手をとったのが『瞳子』。 「誰も好きで生まれてくるわけじゃない」と言い放つ主人公にシンクロしかけたが、 自分とは違って、それなりに充実した生き方をしているのを羨ましく思った。 「必要…

JIN-仁-(全20巻)

ストーリーだけでなく、 江戸時代の建物や調度品まで丁寧に描かれており、 十分に楽しむことが出来た。 ラストはやや駆け足の感もあったが、 うまくまとめてあると思う。

大江戸食べコロジー

野菜の煮汁や米の磨ぎ汁、灰汁などを洗剤として使う。 灰は肥料、灰汁抜き、薬、洗髪などに利用。灰買いがいた。 水屋は飲料水を売り歩く行商人で、 冷や水売りは、砂糖入りの水に白玉を浮かべたものを夏季限定で売る。 稲わらで作られた草履はボロボロにな…

夕凪の街 桜の国

穏やかな画風なので、 『はだしのゲン』は絵がちょっと・・・ という人にお勧め。 生存者の罪悪感や被爆二世、原爆スラム。 そういえば今まで、 間接被害について考えたことはなかったな。

テレプシコーラ第2部(全5巻)

「え、これで終わり?第3部は無し!?」 と、非常に残念な気持ちでいっぱい。 伏線が未回収なので、お勧め出来ない作品になってしまった。

とても透明でやさしいしあわせ

読みきり作品が4篇収録されているのだが、 他人の為に自分が犠牲になろうとする話が秀逸だと思った。

劇画ヒットラー

水木しげるがヒトラーの話を描いていると知り読んでみたのだが、 あまりにも淡々と語られている所為か、 はたまた自分に予備知識がない所為か、つまらなかった。

風の谷のナウシカ(上)

子供のころ読むのに挫折したままだったのだが、 名作と言われているのだから読んでみようと思い立ち、 図書館で予約した。 手渡されたのは百科事典のようなものごっつい本だった。 これはいくらなんでも重過ぎる。 面白い設定だし、映画とは違うラストらしい…

ブラックジャックによろしく~精神科編~

精神病を扱っていると知り、コミックスの9巻~13巻だけを読んだ。 統合失調症を、「自分」と「そうでないもの」の区別が曖昧になる病、 と説明していることに、へぇ~と思った。 しかし、病気よりも報道の有り方について、より興味を持った。

舞姫 テレプシコーラ(第1部)

同じ山岸氏のバレエ漫画『アラベスク』よりも一段と重い。 共感できる部分が多々あった。 10巻(第1部の最終巻)は、 車内等すぐ傍に人がいる場所で読まぬ方が良いと思う。

パエトーン

山岸凉子氏の短編集。 表題作は、1988年に描かれた原発の説明漫画である。 ネット上で公開されていることを、今知った。

マドモアゼル モーツァルト(全3巻)

設定も内容も面白い。 読後感も良い。 1991年に舞台化されたようだ。 再演を望む。

棒がいっぽん

実に風変わりな漫画だ。 独特な世界観に引き込まれた。 どの作品も奥が深い。

ちづかマップ

浅草十二階のことが載っていて、とても嬉しかった。 修悦体というものを知り、益々字体に興味が湧いてきた。

DEATH NOTE(全12)

第一部はそこそこ楽しめたのだが・・・。 サスペンスに興味が無いこともあり、 途中からはほとんど流し読みだった。 おまけの13巻は読まない。

ささめきこと(1)

女子同士の恋愛話が苦手、というわけではない(と思う)。 ただ、つまらなかった。

ピエタ(Ⅱ)

かけがえのない存在と出会うことが出来たら最強。 一人だと、救われない・・・・・・?

モテキ(1)

藤本幸世29歳・派遣社員、恋にへタレな最近流行の草食系男子に とうとうモテ期がやってきた・・・!? 「恋愛もいいけど正社員目指す方が先なんじゃないの?」 とツッコミを入れながらも、共感できる部分があって面白かった。

未満れんあい(1)

29歳の喪男が中学一年生に一目惚れする話。 作品内容より、エロゲープログラマーという職業について、 少々考えさせられた。

俺はまだ本気出してないだけ(1)

アラフォー世代向けのギャグ漫画。 これを読んで、暫しホッとさせていただいた。 自分の年齢を3で割る・・・・・・。 私もそろそろ本気出す準備を始めねばならないのだろうか。

OZ(全4巻)

そろそろ処分しようか・・・ と思い読み返しては、再び本棚に戻してしまう。 私が持っているのは単行本だが、 完全収録版だと番外編が入っているのでお買い得。 「これが涙?」という台詞がお好きな方なら、 男女問わず楽しめるはずだ。

エマ(全10巻)

上質な恋愛漫画、ここに完結。 私は、本編より番外篇の方が好きかもしれない。 エマ全巻を読む気はないけれどちょっと気になる…、 という人は、8~10巻のいずれかを手に取ってみるといい。