#漫画、コミック
以前読んだ、しりあがり寿氏の本は、この上なく下品だったが、 この漫画は全く違う。 絶望を描いているが、読後感は悪くなかった。 あとがきで止めを刺された。 <「滅び」は未来を思い描くことのできぬ者の上にやってくる。>
比較的早い段階で精神科で診て貰い、 理解のある旦那さんがいる。 口げんかの類は無し。 へーーー。 なんと恵まれた人なんだ・・・! ゆうきゆう氏監修だが、ギャグ漫画ではない。 かといって、読み物としての面白さもない。 うつ病の方にはお勧めしない。
すごい題名だが、内容は至って穏やか。 絵で見せるのではなく、 言葉で説明するのでもない。 こんなふうに旅立つことが出来れば、 一人きりで貧しくても、 きっと幸せに違いない。 「あなたがいなくても生きていける。でも、わたしたちは確かに繋がっていた…
アニメ『サザエさん』のような、まったりした漫画だろうと思っていたら、 たまに時事ねたが入っていて驚いた。 それでいて、さらっと読めるのが良い。
主人公が精神的に危ういこと、 所どころ哲学っぽいこと等など、 面白みの有る要素を内在している。 にもかかわらず、 今ひとつ作品に入り込めなかったのは、 読む時期が遅すぎたからか、 己の精神状態が悪かったからか・・・?
『ブッダとイエスが立川のアパートでルームシェア』 という発想は、非常に面白いと思う。 ブッダの死因が食あたりだったとは知らなかったので、 一つ勉強になった。 しかし、爆笑するほどのギャグはなかったな。
吉野朔実の『恋愛的瞬間』を読んで、少し惜しいなと感じ、 次に手をとったのが『瞳子』。 「誰も好きで生まれてくるわけじゃない」と言い放つ主人公にシンクロしかけたが、 自分とは違って、それなりに充実した生き方をしているのを羨ましく思った。 「必要…
ストーリーだけでなく、 江戸時代の建物や調度品まで丁寧に描かれており、 十分に楽しむことが出来た。 ラストはやや駆け足の感もあったが、 うまくまとめてあると思う。
野菜の煮汁や米の磨ぎ汁、灰汁などを洗剤として使う。 灰は肥料、灰汁抜き、薬、洗髪などに利用。灰買いがいた。 水屋は飲料水を売り歩く行商人で、 冷や水売りは、砂糖入りの水に白玉を浮かべたものを夏季限定で売る。 稲わらで作られた草履はボロボロにな…
穏やかな画風なので、 『はだしのゲン』は絵がちょっと・・・ という人にお勧め。 生存者の罪悪感や被爆二世、原爆スラム。 そういえば今まで、 間接被害について考えたことはなかったな。
「え、これで終わり?第3部は無し!?」 と、非常に残念な気持ちでいっぱい。 伏線が未回収なので、お勧め出来ない作品になってしまった。
読みきり作品が4篇収録されているのだが、 他人の為に自分が犠牲になろうとする話が秀逸だと思った。
水木しげるがヒトラーの話を描いていると知り読んでみたのだが、 あまりにも淡々と語られている所為か、 はたまた自分に予備知識がない所為か、つまらなかった。
子供のころ読むのに挫折したままだったのだが、 名作と言われているのだから読んでみようと思い立ち、 図書館で予約した。 手渡されたのは百科事典のようなものごっつい本だった。 これはいくらなんでも重過ぎる。 面白い設定だし、映画とは違うラストらしい…
精神病を扱っていると知り、コミックスの9巻~13巻だけを読んだ。 統合失調症を、「自分」と「そうでないもの」の区別が曖昧になる病、 と説明していることに、へぇ~と思った。 しかし、病気よりも報道の有り方について、より興味を持った。
同じ山岸氏のバレエ漫画『アラベスク』よりも一段と重い。 共感できる部分が多々あった。 10巻(第1部の最終巻)は、 車内等すぐ傍に人がいる場所で読まぬ方が良いと思う。
山岸凉子氏の短編集。 表題作は、1988年に描かれた原発の説明漫画である。 ネット上で公開されていることを、今知った。
設定も内容も面白い。 読後感も良い。 1991年に舞台化されたようだ。 再演を望む。
実に風変わりな漫画だ。 独特な世界観に引き込まれた。 どの作品も奥が深い。
浅草十二階のことが載っていて、とても嬉しかった。 修悦体というものを知り、益々字体に興味が湧いてきた。
第一部はそこそこ楽しめたのだが・・・。 サスペンスに興味が無いこともあり、 途中からはほとんど流し読みだった。 おまけの13巻は読まない。
女子同士の恋愛話が苦手、というわけではない(と思う)。 ただ、つまらなかった。
かけがえのない存在と出会うことが出来たら最強。 一人だと、救われない・・・・・・?
藤本幸世29歳・派遣社員、恋にへタレな最近流行の草食系男子に とうとうモテ期がやってきた・・・!? 「恋愛もいいけど正社員目指す方が先なんじゃないの?」 とツッコミを入れながらも、共感できる部分があって面白かった。
29歳の喪男が中学一年生に一目惚れする話。 作品内容より、エロゲープログラマーという職業について、 少々考えさせられた。
アラフォー世代向けのギャグ漫画。 これを読んで、暫しホッとさせていただいた。 自分の年齢を3で割る・・・・・・。 私もそろそろ本気出す準備を始めねばならないのだろうか。
そろそろ処分しようか・・・ と思い読み返しては、再び本棚に戻してしまう。 私が持っているのは単行本だが、 完全収録版だと番外編が入っているのでお買い得。 「これが涙?」という台詞がお好きな方なら、 男女問わず楽しめるはずだ。
上質な恋愛漫画、ここに完結。 私は、本編より番外篇の方が好きかもしれない。 エマ全巻を読む気はないけれどちょっと気になる…、 という人は、8~10巻のいずれかを手に取ってみるといい。