迷子の瑠璃ウサギ

・◆・◇・ 人生に 迷い迷って幾星霜 ・◇・◆・

最初の兆候

小さい頃、爪を噛んでいた時期があります。
それがだんだん酷くなり、指の皮まで噛み千切るようになりました。
これはおかしいと思った親は、私を皮膚科に連れて行きました。
先生に言われたことは―。

「欲求不満から来る行動やね。」

親も私も首を傾げました。
今から思えば、これが一番最初の兆候だったのかもしれません。
小学校の頃は既に、どつかれていましたから。